Eternita
日々の愚痴・妄想小話駄々漏れの場所。 内容はさしてないです....
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名探偵コナン
平和。です。
和葉が乙女(いっつも乙女だけど……
そして、平次がちょっとヤキモチっぽい。不特定のどっかの男子に(笑
和葉は知らないところで、平次を振り回してればいい!
平和。です。
和葉が乙女(いっつも乙女だけど……
そして、平次がちょっとヤキモチっぽい。不特定のどっかの男子に(笑
和葉は知らないところで、平次を振り回してればいい!
気まずい沈黙が流れる。
手芸裁縫店で、そう平次なんて絶対通らへんはずの2階、レディース用品フロアで、なぜかばったり出くわしてしまった。
「……」
「な、なに?」
「…………」
「だから、なんなんよ!平次!」
平次は黙ったままあたしの、もっと言えばあたしが手に持ってる物を見ている。
お店の小さめでかわいいカゴの中には、黒系の毛糸が何玉も入ってる。
ふわふわですぐ編めちゃう!、が売りの太めの毛糸。
「お前、手芸趣味やったんか?」
「え、あ!ああうん!この前、蘭ちゃんに教えてもろてんっ」
昔、工藤君のためにセーターに挑戦したらしい蘭ちゃんが、すごくって羨ましくって、駄目元で頼んでみたら快く教えてくれた。
お母さんから教わった言うて自信なさげやったけど、完成品はめっちゃ綺麗やったし。
一通り覚えられたから、マフラー挑戦してみよう、って思ったんやけど……。
「ふーーん」
「何やの、その気のない返事!」
「別に」
そっぽを向いてしまった平次に、なんて言おう。
っていうか、なんか怒ってる?むしろ、拗ねてる?
「平次?」
「んで?和葉、お前この後予定は?」
「な、ないけど……」
平次は相変わらず半眼やけど、なんとか機嫌は直ってきてるらしい。
なんで不機嫌なんか知らんけど。
「さよか。せやったら、それ、さっさと金払って来ぃ」
「…言われんでも、そうしますーっ!」
何なん!
合わへん所に来たんは平次やのにっ。
あ、でも予定聞くって事は、どっか連れてってくれるとか?
……うわ、あかんわ。
嬉しなってきた。あたしってほんまお手軽。
ちらり、と後ろを見る。
平次はまだお店の前におって、目新しいのかきょろきょろ辺りを見ていた。
なんか平次、可愛い。
偏見かもしれんけど、普通ここって女の子のテリトリーやもんね。
珍しくて当然かも。
色々見ている平次に、あたしは思わず笑ってしまった。
そして、レジに商品を置いて、カゴの中を見る。
平次、気に入ってくれるかなぁー。
…まぁ、茶化して、けど最後には受け取ってくれるやろけど。
どうせあげるなら、やっぱり綺麗な物を、似合う物を作ってあげたいし。
もう一度、後ろを振り向く。
まだ平次はジーンズ生地の売り場の方を見ていた。
気づいて、……ないやろなぁ。
その、確信に近い考えに、心の中で溜め息がこぼれる。
勉強できてスポーツもできて、推理も抜群で。けど、乙女の機微にはおっそろしくうとい幼馴染みに一喜一憂すること、数十回以上。
じっと、平次を睨む。
ずっとずっと、小さい頃から思ってたことを念じて、飛ばしてみる。届くことはないけど。
事件の時、推理の時、あたしが隣にいない時。
それでも何か一つ、あたしを思い出せる物を持っててほしい。
そう、思うのは望みすぎ?
ねぇ平次。
手芸裁縫店で、そう平次なんて絶対通らへんはずの2階、レディース用品フロアで、なぜかばったり出くわしてしまった。
「……」
「な、なに?」
「…………」
「だから、なんなんよ!平次!」
平次は黙ったままあたしの、もっと言えばあたしが手に持ってる物を見ている。
お店の小さめでかわいいカゴの中には、黒系の毛糸が何玉も入ってる。
ふわふわですぐ編めちゃう!、が売りの太めの毛糸。
「お前、手芸趣味やったんか?」
「え、あ!ああうん!この前、蘭ちゃんに教えてもろてんっ」
昔、工藤君のためにセーターに挑戦したらしい蘭ちゃんが、すごくって羨ましくって、駄目元で頼んでみたら快く教えてくれた。
お母さんから教わった言うて自信なさげやったけど、完成品はめっちゃ綺麗やったし。
一通り覚えられたから、マフラー挑戦してみよう、って思ったんやけど……。
「ふーーん」
「何やの、その気のない返事!」
「別に」
そっぽを向いてしまった平次に、なんて言おう。
っていうか、なんか怒ってる?むしろ、拗ねてる?
「平次?」
「んで?和葉、お前この後予定は?」
「な、ないけど……」
平次は相変わらず半眼やけど、なんとか機嫌は直ってきてるらしい。
なんで不機嫌なんか知らんけど。
「さよか。せやったら、それ、さっさと金払って来ぃ」
「…言われんでも、そうしますーっ!」
何なん!
合わへん所に来たんは平次やのにっ。
あ、でも予定聞くって事は、どっか連れてってくれるとか?
……うわ、あかんわ。
嬉しなってきた。あたしってほんまお手軽。
ちらり、と後ろを見る。
平次はまだお店の前におって、目新しいのかきょろきょろ辺りを見ていた。
なんか平次、可愛い。
偏見かもしれんけど、普通ここって女の子のテリトリーやもんね。
珍しくて当然かも。
色々見ている平次に、あたしは思わず笑ってしまった。
そして、レジに商品を置いて、カゴの中を見る。
平次、気に入ってくれるかなぁー。
…まぁ、茶化して、けど最後には受け取ってくれるやろけど。
どうせあげるなら、やっぱり綺麗な物を、似合う物を作ってあげたいし。
もう一度、後ろを振り向く。
まだ平次はジーンズ生地の売り場の方を見ていた。
気づいて、……ないやろなぁ。
その、確信に近い考えに、心の中で溜め息がこぼれる。
勉強できてスポーツもできて、推理も抜群で。けど、乙女の機微にはおっそろしくうとい幼馴染みに一喜一憂すること、数十回以上。
じっと、平次を睨む。
ずっとずっと、小さい頃から思ってたことを念じて、飛ばしてみる。届くことはないけど。
事件の時、推理の時、あたしが隣にいない時。
それでも何か一つ、あたしを思い出せる物を持っててほしい。
そう、思うのは望みすぎ?
ねぇ平次。
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